長くお使いいただく過程で、摩擦などによる文庫革の彩色のかすれや、がま口の口金に、ゆるみなどが生じてくることがあります。 こんな時、文庫屋「大関」ではご愛用の文庫革をできる限り長くお楽しみいただけるよう、修理によるサポートをさせていただきます。
口金修理の様子
できる限りの修理を承ります
文庫屋「大関」では、型押し職人、彩色職人、縫製職人の手を経て一つの品物を作っています。
材料の仕入れから販売、修理までを一貫することで、お客様が長くお使いになった物の様々な経年変化や、革や口金などの素材の特性を職人たちは熟知しております。
経年変化に合わせた色調合
文庫革面の彩色直しは、ご依頼品の色のニュアンスと変わらないように、一色ずつ絵具の調合から取り掛かります。
彩色の補修が完了した後には、コーティングを施すため、錆部分の補強にもなります。
風合いを生かした彩色直し
なお、『錆(さび)入れ』による溝の茶色い箇所は修理できません。(錆入れについてはこちら)
縫製を要するような修理の場合や、部材の交換が必要な場合には有料修理となります。
絶妙な色合いを作り出す筆
彩色直しについて
修理は、実際にお客様のご依頼品を拝見してから、修理内容・費用・お預かり期間をご相談させていただきます。
修理の保証期間などはございませんが、ご依頼品の消耗度合い、錆の落ち具合、革の状態によっては修理を承れない場合もございますことをご理解ください。
彩色のお直し例1)
このように色落ちしたものも
色鮮やかにキレイに生まれ変わります。
彩色のお直し例2)
絵の具の上から錆が乗っている部分は・・・
錆の上から彩色を施すので部分的に錆が見えなくなります。
修理できないもの
錆は絵の具で塗っている部分ではないため、お直しできません。
アイテムの角部分など、革が擦れている部分はお直しできません。
革の劣化により表面が剥がれてしまっている部分はお直しできません。
経年変化による白革の茶ばみ・彩色部分のトーンアップはできません。
お財布の一部に細工をするなど、そもそものアイテムの形からリメイクすることや革の修復は承ることができません。
修理についてのご不明点は、事前にお問い合わせください。
お申し込みの流れ
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